ヤマハRTX830 の設定
既存のルータをヤマハRTX830と置き換えることにした。
設定はWeb GUIとコマンドで行う方法がある。 Web GUIでは設定できないパラメータ(DHCPの割当予約)があるためコマンドによる設定を行う。
1. telnetで接続
Teratarmを使用。192.168.100.1にtelnet接続する。
RTX830 Rev.15.02.01 (Thu Jun 22 16:17:56 2017) Copyright (c) 1994-2017 Yamaha Corporation. All Rights Reserved. To display the software copyright statement, use 'show copyright' command. AA:BB:CC:DD:EE:FF, AA:BB:CC:DD:EE:FF Memory 256Mbytes, 2LAN >
2. ユーザー変更
以下のコマンドを実行し、管理ユーザにスイッチする。
administrator
> > adadministrator Password: #
3. LANポート1のIPアドレス変更
既存のルータとRTX830を置き換えるにあたってデフォルトゲートウェイのアドレスを合わせたいため、以下のコマンドを実行しルータのIPアドレスを変更する。
ip lan1 address 192.168.10.1/24
> > ip lan1 address 192.168.10.1/24
実行するとルータのIPアドレスが変更され、telnet通信が切断される。 前回のセッションがタイムアウトするまでしばらく時間を置いてから192.168.10.1に再度telnetする。
4. DHCPの設定
DHCPの割当範囲を100から開始させて、予約 & 空きはいつでも使える状態にしておきたかったが、設定がよくわからなかった。
今回は以下のように設定した。
範囲 | 用途 |
---|---|
192.168.10.1-192.168.10.99 | 予約 & 空き |
192.168.10.100-192.168.10.199 | クライアント割り当て |
administratorでログインした状態で以下を実行する。
dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.10.1-192.168.10.199/24 except 192.168.10.8-192.168.10.99 dhcp scope lease type 1 bind-priority dhcp scope bind 1 192.168.10.2 ethernet AA:BB:CC:DD:EE:FF dhcp scope bind 1 192.168.10.3 ethernet AA:BB:CC:DD:EE:FF
設定を保存する。
save
余談
公式サイトの手順に沿ってbind-only
を設定したらDHCPでアドレスが割り当てできなくて少し考えた。
参考 : DHCP認証機能