AWS Organizations 入門

AWS Organizations とは

複数の AWS アカウントを統合するためのアカウント管理サービス。

実現できること

  • AWS アカウントのグループを作成し、作成したグループにポリシーを適用して、利用サービスを制限できる
  • AWS アカウントの新規作成は自動化できる
  • 複数の AWS アカウントの請求を一括して、請求を簡素化できる

AWS Organizations の構成

https://image.slidesharecdn.com/20180214aws-blackbelt-organizations-180220120529/95/20180214-aws-black-belt-online-seminar-aws-organizations-7-638.jpg?cb=1519128494

  • 管理者として使用するAWSアカウントを一つ選び、組織を作る。
  • 選んだAWSアカウントはマスターアカウントとなり、組織の全体を管理する権限を持つ。
  • 組織内のマスターアカウント以外はメンバーアカウントとなる
  • 組織には複数AWSアカウントのグループ(OU)を作成できる。
  • OUにはAWSアカウントを作成、追加することができる。
  • OUからアカウントを削除した場合、アカウントは組織からは外れるが独立したたアカウントとなり、個別に請求などが開始される。アカウント自体が消されるわけではなく、使い続けれる。
  • OUの開始点は管理用ルートとなる。
  • 組織内の権限はポリシーで制御することができる。
  • サービスコトロールポリシー(SCP)はIAMと同じ構文ルールで登録する

一括請求(Consolidated Billing)について

利用シーン

  • AWSの支払いを代行してほしい

    • AWS Organizationsで作成したアカウントを提供するか、既存のアカウントを組織に招待して統合します
    • 代行者はマスターアカウントで利用料を支払い、費用を請求します
  • プロジェクトの環境を本番、ステージング、開発の3つに分けて管理したいんだけど

    • AWS Organizationsでそれぞれの環境用のアカウントを作成しましょう
  • 社員にAWSの検証環境を配布したい

    • マスターアカウントにしたいAWSアカウントで組織を作成しましょう
    • AWS Organizationsでそアカウントを作成して提供しましょう
  • 組織からアカウントを削除したら使えなくなる?

    • アカウント自体は削除されないので大丈夫です
    • アカウントが独立するので個別に請求されないように注意

参考

www.slideshare.net